多部未華子、三浦春馬が共演する「君に届け」の完成披露試写会が9月15日、東京・文京区のJCBホールで行われ、多部と三浦をはじめ、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハル、熊澤尚人監督が舞台挨拶に立ち、2万7000通の応募から選ばれた1800人の観客を熱狂させた。
同作は、現在「別冊マーガレット」で連載中、単行本11巻の累計部数が1200万部を超える人気少女漫画の映画化。真面目でおとなしい性格がゆえにクラスの中で浮いた存在だったヒロインが、クラスいちの人気者と触れ合うことで勇気をもらい、友達を作り、恋をしていく姿を描く。
見た目は暗いけれど実は前向きな性格の黒沼爽子を演じる多部は、「全部が難しかったけれど、さわやかナンバーワンの三浦くんをはじめ、みんなに支えられ、演じることができました」とニッコリ。三浦が演じたのは、爽子があこがれる風早翔太で「黒い髪で、一日一善をモットーにしていて、親への思いやりもあって、感動屋でもあって……。まさに爽子ちゃんみたいな子がタイプです」と告白していた。
若手キャストの瑞々しさをスクリーンに映し出した熊澤監督は、「素晴らしい俳優陣のおかげで素晴らしい映画が出来上がりました。きっと幸せな気持ちになれると思います。エンドロールが終わる最後の最後まで、その幸せに浸ってほしい」とアピールした。
「君に届け」は、9月25日から全国で公開。
別冊マーガレットに連載中の人気コミック「君に届け」が実写映画化され、出演者の多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハルと、熊澤尚人監督が完成披露試写に出席した。 「君に届け」の原作は椎名軽穂。貞子というあだ名をつけられた内気な高校1年生・黒沼爽子(多部)と誰にでも好かれる人気者の同級生・風早翔太(三浦)の恋愛を中心に描いた爽やかなラブストーリーだ。メガホンを取った熊澤尚人監督は、昨年公開された岡田准一・麻生久美子主演の「おと・な・り」でも、その手腕が高く評価されている。 撮影で大変だった思い出を聞かれた多部は、「全部難しかったのですが、爽やかNo.1の三浦君に支えられて、もちろん他のキャストやスタッフの皆さんにも支えられたので、なんとか私なりに頑張りました」とうれしそう。 続いて答えた三浦は、「昨年まで切羽詰った役ばかりやっていたのですが、自分では気がつかない内に、その芝居が肌に染み付いていたようです。『風早!』と呼ばれて振り向くスピードが尋常ではなく早かったので、監督に『早いよ!』と注意され、そこから直していきました」と、彼ならではの苦労を告白した。 あらためて本作の見どころを聞かれ、多部が「携わった皆が大好きな作品になりました。私もそうですが、皆さんにとっても胸がキュンキュンする風早君をどうぞご覧ください。今日は本当に幸福です」と答えると、三浦も「この映画は、思いやりが見え隠れしている映画です。皆の心に『君に届け』が届くといいなと思っています」とPR。 登壇者のやりとりに続き主題歌を担当したflumpoolが登場し、本作のために書き下ろした新曲「君に届け」を披露。1,800人の観客も一丸となって手にした3,600個のポンポンを振り、映画のヒットを祈願した。 「君に届け」は9月25日より全国公開。