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「君に届け」で3年ぶり主演 多部未華子 自然体「幅のある役にも挑戦」



 昨年放映されたNHK連続テレビ小説「つばさ」ヒロイン役で高い知名度を得た多部未華子(21)が、公開中の「君に届け」(熊沢尚人監督)で3年ぶりに映画に主演した。最近は明るい役柄が多いが、そうした自分のイメージに戸惑いもあるという。

 現役女子大生の多部には制服姿がまだ似合う。

 「自分では21歳だし似合わないと思っているけど、周囲はまだまだいけるという雰囲気。年下に見られがちなので違和感がないようです」




「君に届け」は、椎名軽穂(かるほ)(34)の人気コミックの映画化。多部が演じた高校1年生の爽子(さわこ)は陰気な見た目のせいで同級生から避けられているが、実は純粋な心の持ち主で「一日一善」を実行している。そんな彼女の一面に引かれた人気者の風早(かぜはや)(三浦春馬)をはじめ級友たちが、爽子のまっすぐで正直な気持ちに突き動かされていく。

 ホラー映画「こわい童謡 表の章」以来の主演作。映画を見た多部は「自分がこけしにしか見えなかった」と笑う。




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